プログラマとかSEって売り手市場だよね
1月末で退職するまで、PHPのプログラマとして働いていました。正社員じゃなくて、あえて「派遣社員」として。
その前は正社員のwebディレクターとして働いていたから、正社員を辞めて派遣社員になると言ったときは周りから結構いろいろ言われました。
「わざわざ正社員を辞めて派遣になるなんてオカシイ」
「派遣は身分が不安定だ」
「派遣は社会的地位が低い。大卒なのにもったいない」
・・とか。
正社員のデメリット
ご意見はもっともだけれど、正社員として働いていたときは、デメリットのほうが多い気がしていたのです。
例えば
- 勤務時間は10時〜から19時だったけれど、19時に帰れることなんて一度もなかった。
社内ミーティングを20時からに設定されたり。
→【派遣だと】遅くても大体19時30分〜20時には帰れる。
- 「年俸制」という名目のもと、いくら残業しても割増賃金(残業代)なし。
→【派遣だと】19時以降は25%割増の賃金がきちんと支払われる。
- イベントの受付等、やりたくない仕事をやらされる。
これはちょっと誤解されそうですよね。「嫌なことをするのも仕事だ!ワガママだ!」とか。なので補足なのですが、ディレクター時は会社主催のクリスマスパーティで受付嬢としてミニスカサンタの格好させられたりするわけです。で、私は典型的プログラマタイプなので、にこやかに来場者と会話するくらいなら裏方で皿洗いでもしてたいな、と。
→【派遣だと】プログラミング以外の仕事をさせれれない。集中して仕事できる。
派遣になって思ったこと
上で挙げたようなデメリットがどうしても嫌だったので、あえて「派遣のプログラマ」という働き方を選びました。何でディレクターじゃないのかと言えば、プログラマの方が断然時給が高かったから。探していた中では1,000円くらい高い場合もありました。
PHPだと、大体時給2,000円〜2,500円、残業なしの1日8時間労働だと16,000円〜20,000円くらい。1ヶ月平均21日だとしたら336,000円〜420,000円。
これを安いとみるか、高いとみるかは個人差があると思いますが、残業続きで体調を崩していた私としては、残業無しでこの金額は充分なものでした。
派遣は不安定だというけれど、ディレクターをやっていた会社もベンチャーで、私が60歳の定年になるまでそこで働けるとは到底思えないような経営状態でしたし。
派遣のほうが絶対良い!!と言うつもりは全くありません。でも「正社員」の名前にこだわって低い給料&残業で苦しんでいる人は、いちど働き方を考えてみるといいかもしれないです。
リーマンショックの頃、Java案件の仕事が無くて苦しんでた身としては最近は仕事たくさんあるなーとつくづく。胸熱。今回無職という選択を出来たのも、派遣の営業氏から「仕事たくさんあるので、働きたくなったらいつでも言ってください!」と言われたことも大きかったです。売り手市場だよ。